開くと後ろ側が伸びるMKN「鹿と桜」バックスライド・ジャンプ長傘

後ろが伸びる傘。MKNの「バックスライド」

雨の日にリュックを背負って歩き、目的地に着いてから気づくことがあります。

自分の肩はそれほど濡れていないのに、リュックの後ろ側には、しっかり雨粒がついている。

傘の下に入っていたつもりでも、荷物のぶんだけ背中は後ろへ張り出します。人は傘の中、リュックは少し外。なかなか惜しい位置関係です。

そんなときのために、MKNには「バックスライド」と呼んでいる雨傘があります。

開くと、後ろ側がすっと伸びる

バックスライド傘は、閉じているときには一般的な長傘のように見えます。

ところが傘を開くと、後ろ側の内側に重なっていた部分がスライドし、背中側へ伸びます。前後が同じ長さの丸い傘ではなく、後ろを少し長くすることで、背負ったリュックを覆いやすくした構造です。

MKNのバックスライド・ジャンプ長傘は、基本の親骨サイズが60cm。後ろ側は最長約73cmまで伸び、使用時の大きさは幅約92cm、前後約107cmです。

先日のブログでご紹介した「親骨60cm」という数字だけを見ると、一般的な60cmの長傘と同じように思えます。けれど、開いた形はかなり違います。

数字は同じ60cmでも、背中側に13cmほどの余白が増える。傘も、ときどき後方確認をしてくれます。

リュックを背負う日のための形

水色の生地にラッコを描いたMKNのバックスライド・ジャンプ長傘

通勤や通学、旅行、荷物の多い日の買い物など、両手を空けたい場面ではリュックが便利です。

一方で、雨の日は荷物が身体より後ろにはみ出すため、一般的な丸い傘では背中側を覆いきれないことがあります。傘を後ろへ傾ければリュックは入りやすくなりますが、今度は顔や足元に雨が入りやすくなります。

バックスライド傘は、傘全体を後ろへずらすのではなく、必要な部分だけを伸ばす考え方です。

もちろん、風向きや雨の強さ、リュックの大きさによって濡れ方は変わります。これ一本で雨を完全に防げる、というものではありません。それでも、背中側にもう少し覆いが欲しい日に、形そのものが助けになります。

伸びる場所に、動物がいます

ベージュの生地にレッサーパンダを描いたMKNのバックスライド・ジャンプ長傘

機能のために生まれた後ろ側のスペースですが、MKNはそこを無地のままにはしていません。

「鹿と桜」では、伸びた部分に鹿と桜の景色が現れます。「レッサーパンダ」では、傘の後ろから顔をのぞかせるように動物が入り、「ラッコ」には水辺を思わせる色とモチーフが広がります。

傘を閉じているときには、柄の全体像はまだ見えません。開いて後ろ側が伸びたところで、ひとつの景色になります。

リュックを守るための構造が、そのまま柄を見せる舞台にもなっているわけです。実用のために伸びた場所へ、動物たちが先回りしていました。

遠くから見ると、少し形の違う大きめの傘。近くで見ると、後ろ側に鹿やラッコ、レッサーパンダがいる。機能を大声で説明しなくても、開いた姿が特徴を教えてくれます。

大きさと重さも、選ぶ材料に

覆う範囲が広がるぶん、バックスライド傘は軽量を最優先にした傘ではありません。

MKNの「鹿と桜」と「ラッコ」は約440g、「レッサーパンダ」は約460gです。毎日とにかく軽い傘を持ちたい方には、別の選択肢が合う場合もあります。

その代わり、後ろ側まで覆いやすいこと、ジャンプ式で開けること、動物柄まで含めてひとつの個性になっていること。どこを優先するかで、傘の選び方は変わります。

リュックを使う日が多い方は、商品ページの正面写真だけでなく、傘を横や後ろから見た写真も確認してみてください。

普通の丸い傘だと思って通り過ぎると、後ろにいる動物を見落とします。

後ろ姿まで、傘のデザイン

傘は、使っている本人よりも、周りの人のほうが全体をよく見ている道具かもしれません。

バックスライド傘は、背中側を覆うために形が変わります。そしてMKNでは、その変化する部分にも柄を入れています。

リュックを雨から守りたいという実用性と、開いたときに現れる少し楽しい景色。どちらか一方ではなく、両方が同じ場所にあります。

次にバックスライド傘を見かけたら、正面だけでなく、ぜひ後ろ側も見てみてください。

傘が少し長くなったぶん、そこにいる動物も見つけやすくなっています。

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