秋の入口と台風、9月の空は少し忙しい
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9月も半ばに近づきました。
朝の空気に少しだけ秋を感じる日がある一方で、昼になると、まだ夏が普通の顔をして戻ってきます。季節の交代は、カレンダーほど几帳面ではないようです。
ここ数日の日本列島も、なかなか落ち着かない空模様でした。
今週は台風24号が日本に接近し、その後も前線などの影響で雨が強まりました。東日本や西日本では、大雨による土砂災害や河川の増水などへの注意・警戒が呼びかけられた地域もあります。
同じ日の日本でも、強い雨が降る場所があれば、蒸し暑さの残る場所もある。全国の天気予報を眺めていると、日本は思っているより縦に長いのだと、こういうときにあらためて気づきます。
秋は、静かに始まるとは限らない
「秋の始まり」と聞くと、澄んだ空や涼しい風を思い浮かべます。
けれど実際の9月は、残暑があり、秋雨があり、台風もあります。夏と秋が穏やかに握手をして交代するというより、ときどきドアのところで渋滞しているような季節です。
台風についていえば、9月は特に珍しい時期ではありません。気象庁の平年値では、台風の発生や日本への接近が多い月のひとつです。また、台風が離れていても、周辺の暖かく湿った空気や秋雨前線の影響で雨が強まることがあります。
台風の進路図を見る習慣がつくのも、この季節ならではかもしれません。数日前から進路を気にして、少し東へ、少し西へと予報が変わるたびに予定を考え直す。空の事情に、こちらのカレンダーはなかなか通じません。
傘を使わない判断も、傘との付き合い方
雨と聞けば傘の出番ですが、風が強い日の傘は、無理に使わないことも大切です。
傘は雨をよけるための道具であって、台風と正面から勝負するための道具ではありません。強い風や大雨のときは、外出そのものを控えることや、建物の中で天候が落ち着くのを待つことを優先してください。
そして外出前には、いつもの天気予報に加えて、気象庁や自治体、交通機関の最新情報も確認を。昨日までの予報より、今の情報のほうが頼りになります。
台風が過ぎたあと、空の高さや夕方の風に、急に秋を感じる日があります。
夏がきれいに終わってから秋が始まるわけではなく、暑さと雨と涼しさが少しずつ混ざりながら、季節は進んでいくのでしょう。
しばらくは、日傘を持つ日と雨傘を持つ日が、同じ一週間の中にありそうです。
9月の空は少し忙しい。こちらは慌てず、その日の空を見ながら付き合っていきたいものです。